アルコール・ラヴァー―ある女性アルコール依存症者の告白
摂食障害とは、神経性食欲不振症(拒食症)と神経性大食症(過食症)に大きく分けられます。
神経性食思不振症(拒食症)は、食べることを極端に少なくし、体重が増えることを恐れ、低体重を維持しようとする行動が目立つ病気です。
神経性大食症(過食症)は、一度に大量に食べてしまい、そのことを非常に後悔し、気持ちが「ゆううつ」になって、食べたものを外に排出する行動が目立つ病気です。
摂食障害は、ときに致死的な身体的合併症を伴い、神経性食欲不振症の死亡率は5%と高率で、発症年齢の低年齢化と慢性遷延化は大きな社会問題となっているのです。
たんにものが食べられない症状などと軽く見てはいけません。
今回ご紹介するのは「早川書房」から発売されているアルコール・ラヴァー―ある女性アルコール依存症者の告白です。
お値段は ¥ 2,100 です。
購入者の感想はこちら↓です。
大人になるためにもがいている人・特に女性にお勧めの本です。確かに全ての人が依存を体験するわけではないけれどこの本は「ある繊細で不器用な女性の成長の記録」です。著者は14歳から30代前半までアルコールで人間関係における緊張や痛み、性の不安を薄め麻痺させて人も羨む優秀さや社会適応を保っていました。しかし依存が進むに連れて拒食症を併発し共依存にもなり段々と飲酒量も増えていきます。彼女が人生と向き合う最大のきっかけはガンによる両親の死でした。以後AA(アルコール依存者匿名会)に参加し同様な経験をもつ人々と語り合った内容を交えつつ書かれたのが本書です。アルコール依存症の要因を精神分析的に捉える従来の見方から脳科学・遺伝的考察まで加えています。それは教育を受けたアメリカ人でジャーナリストという彼女の科学と論理性を強調する背景により実現されています。しかしながら依存症に依存することをやめるために客観的であろうと苦しみもがいた故の結晶といえると思います。Knappは本書によって彼女やその友人の経験を語りかけることで共有し、一つの自助形態を実現しています。多くの依存症同様決定的な治療法は打ち出していないけれど一女性の長年の苦しみの末に提示された一つのヒントがあります。私自身は食べ物依存症(吐かない過食症)の大学生ですが、悲しみ・緊張・疲れといった全ての不快に対する感覚を食べることで鈍らせて生きており、成長の苦しみの真っ最中。逃げないで向き合うことでしか成長はできないのです。